20110222

クモハ101-902

私の大好きな通勤電車の形式であり、タイトルの元ネタです。



主に中央線で活躍した101系。だが、ここでのポイントは「クモハ」と「902」。
「クモハ」の意味は制御電動普通座席車。制御が「ク」、電動が「モ」。「ハ」は座席様式を表す。踊る大走査線で登場した「クモ」も、このルールで呼ばれたもの。
要は制御(=運転席)と電動(=モーター)が一緒になっている身勝手な車両ということである。最近はほとんどこのような形式はない。

形式の後半の数字は、基本的には製造順にナンバリングされていくものであるが、「900」番台は試作専用の番号で、いろいろな技術や素材を試しながら量産車に反映する役割を持っている。つまりカネと手間がかかった番台ということである。
この車両も例に漏れず端々にリッチな装備がされていたのだが、量産形式ではことごとく排除されていた。高度経済成長期の賜物なのである。

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